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DAY4自分らしく生きる!副業兼業わくわくチャレンジ応援塾

高浜町副業・兼業わくわくチャレンジ応援塾 DAY4
一部:コトシロン合同会社代表 川口紗知さん

DAY4では、特別ゲストとして二人の女性起業家からオンラインでお話を伺いました。
まず一人目のゲストは、流山市女性向け創業セミナー卒業生で講師のコトシロン合同会社代表の川口紗知さんです。

コトシロン合同会社代表 川口紗知さん

起業のきっかけ

川口さんは、九州出身で、福岡で広告やマーケティング関連の仕事に携わっていました。彼女はもともとは起業するつもりはなかったと言います。夫の東京への転勤がきっかけとなり、二人の息子を育てながらのフルタイムの仕事は限界に達し、涙をのんで退職しました。「夫のために仕事をやめなければならないという悔しさがいっぱいだった」と彼女は振り返ります。

千葉県流山市への移住後、彼女は自身のキャリアを再考し、家族の都合でキャリアが断絶されることの不安から、就職ではなく起業への道を選びました。流山市の女性起業塾に参加し、そこでの学びが彼女の事業のスタートのきっかけとなったそうです。

法人をつくったメリットとは?

川口さんは、個人事業主としての活動から3年後に法人化しました。理由としては、流山市の創業補助制度の活用があったそうです。さらに、法人化することで、お客様との取引において自分にプレッシャーをかけたかったとのこと。子供を育てながらの起業という事で、自分の中でアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような感覚があり、そこを変えたかったと言います。結果として、特に女性として個人で活動する際の課題を乗り越え、法人としての自信と覚悟を持つことができたそう。

自分自身で仕事をしていくうえで、自分の時給計算へのこだわりも重要だと言います。川口さん自身は、会社員時代の自分のスキルを元にスタートできるビジネスモデルを選び、そのうえで、会社員時代の時給を基に、社会保険料等の経費を含めた自分の時給を計算し、会社員時代を超える時給を稼げる価格設定をスタート地点としたそうです。

川口さんは、自分のやりたいことを追求するためには、「やってみるしかない」というメッセージを強く伝えてくれました。起業を考える際の不安や周囲の反対にも触れ、最後に後悔しない人生を送るためには、最終的には自分の決断と行動が大切だと感じているとのこと。また、いきなり私のように会社員を辞めて起業することが全てではないとも。いろいろな自分のやり方で自分のやりたいことを諦めないでほしいと伝えてくれました。



二部:illustrator-eko 船井里江子さん


二人目のゲストは、福井市で活躍されているillustrator-eko(イラストレーターえこ)こと船井里江子さんです。

illustrator-eko(イラストレーターえこ) 船井里江子さん


サラリーマンから起業家への転身

船井さんは、経理の仕事を27年間行っていました。しかし、30代半ばを迎えたときに、自分の人生を見つめ直し、大胆な決断を下します。「もう30半ばだけど、やってみよう」という勇気ある思いでイラストの仕事に転職。彼女はこの転職が、自分のキャリアと人生における大きな転機であったと語り、その時の心境や動機について詳細に話しをしてくれました。

起業時の挑戦

船井さんが起業したのは、離婚を経てシングルマザーになった後でした。独立を決意した船井さんは、シングルマザーとしての重い責任を背負いながら、新たなキャリアをスタートさせました。子供達との生活費を逆算しながら仕事に取り組んだといいます。そして、イラストレーターだけでは十分な収入を得ることが難しいと気づいた彼女は、グラフィックデザインの勉強を始め、両立を図りました。

また、営業面では、さまざまな集まりやイベントに参加し、自分のサービスを積極的に宣伝したそうです。彼女は、実績がない状況を認識し、どんな小さな機会でも積極的に受け入れ、実績を積み重ねることに注力しました。また、お試し価格を設定し、サービスに満足した顧客からの紹介を通じて、徐々に実績と顧客基盤を拡大していきました​

クラウドファンディングの目的
船井さんは、現在、福井の高校で美術部の指導を行っています。この活動は彼女の仕事の一部となっており、さらに彼女は一般向けの色鉛筆講座も開催しています。実は、船井さんが色鉛筆講座や美術部の指導を行っているのは、彼女が福井の文化度を高めたいという強い願いを持っているからです。この願いは、彼女が起業する過程での主要な動機の一つであり、彼女は特に芸術や絵に関心のない人々にもアプローチすることを目指しています。自身の教育的な取り組みを通じて、地域社会における文化的な理解と関心を深めることを目的としています。

2020年、船井さんは、福井で自分の好きな絵を描き、それを仕事につなげることができるような世界を作りたいという願いを持ってクラウドファンディングを行いました。特に、高校生たちが自分の好きなことで仕事をすることができるような環境を作りたいという思いが強かったといいます。

起業家へのアドバイス

船井さんは、起業や自分のプロジェクトを始めたい人々に対して、「自分がしたい仕事を自分で選ぶ」という働き方を提唱しています。彼女は、起業してみて、軌道修正を繰り返しながら進めることを勧めています。自分の能力を世の中に出してみることが大切だと伝えてくれました。



自分の道を切り開くためのアドバイス:川口さんと船井さんからのメッセージ

川口さんからのメッセージ
エンカレッジメント:自己収入の価値

私たちはしばしば、自分で稼ぐ経験の重要性を見過ごしがちです。川口さんはこの点に光を当て、自己収入を得る経験がいかに貴重かを強調しています。彼女は、「どんな形であれ自分自身で稼ぐ経験って、すごく尊いし人生の財産になり得る」と自分で稼ぐ経験の重要性と価値について語ってくれました。彼女の言葉からは、自分の力で収入を得ることへの挑戦を促す温かいメッセージが伝わってきました。

船井さんのからのメッセージ
ビジョン:自分の道を見つける

一方、船井さんは現代の若者たちが直面している職業選択の課題に焦点を当てています。多くの学生が本当に情熱を感じる仕事に就いていないという現実を指摘したうえで、「仕事をしながら自分のやり たいことは何かなとか、自分の好きなこと は何かなっていうのを見つけて」と伝えてくれました。
そして、本業を続けながらも、他の分野での挑戦や新たな学びを通じて、自己成長の機会を見出すことができると考えており、副業や兼業の可能性を探ることを勧めてくれました。

お二人のアドバイスは、自分らしい生き方を目指す全ての人にとって、とてもすばらしい学びとなりました。


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