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健康のまちづくりアカデミー。つながりがテーマの「赤ふんGOプロジェクト」。


健康のまちづくりアカデミーの実践実習、つながりがテーマの「赤ふんGOプロジェクト」。

近年、ソーシャル・キャピタルと呼ばれる「地域のつながりの力(地域力)」が、健康によい影響を与えることが学術的に実証されました。その地域力の高いまちづくりを行うための人材を育てることを目的に、高浜町では「健康のまちづくりアカデミー」が開講されています。

6期生募集時のチラシ

受講の対象は学生を中心に、行政、教育や工学の専門職の方など、地域・町・人・からだ(健康)づくりに興味のある人。定員10名の少人数クラスで、各分野のスペシャリストを先生に、基礎からしっかり学びます。今回で6回目の開講となった健康のまちづくりアカデミーは少しずつ知名度もあがり、受講希望者も増えてきているのだそうです。


アカデミー受講の集大成、赤ふんGOプロジェクト。

アカデミーでは机上の学習だけでなく、実践実習も行われます。今回、アカデミーの受講生たちが実習として企画したのは「赤ふんGOプロジェクト」という親子向けのイベントでした。企画だけでなく、当日の運営・進行まで、すべてアカデミーの受講生たちで行われるのだとか。

赤ふんGOプロジェクトでは、何組かの親子がグループとなり、それぞれのグループごとにチェックポイントでミッションを行うのですが、このミッションが受講生たちの仕掛け。学習の成果がしっかり生かされているそうです。まさに、アカデミー受講の集大成となるイベントですね。

イベントのスタート地点となるのは、高浜町保健福祉センター内kurumuです。まずは受付で、地図と一緒に「あかふん図鑑」をもらいます。ふんどしデザインの表紙が可愛い。

はじめは表紙と背表紙しかない、このあかふん図鑑。地図に記された3つのチェックポイントでのミッションをクリアするごとにページが増えていくのだそうです。図鑑が完成すると、ある場所が示されて、伝説の赤ふん坊やに挑戦できるのだとか。

高浜町のキャラクター、赤ふん坊やが伝説?挑戦するとは??なにやら謎なフィナーレまで用意されていて、興味しんしん、すごく面白そう。さっそく1つ目のチェックポイントへ向かいましょう。


地域の人とつながろう、懐かしい遊びをみんなで。

私たちのグループの最初のチェックポイントは、和田地区の公民館「うらら」でした。ここでは、昔懐かしい遊びが楽しめます。まずは、遊び方の先生となってくれる地元のボランティアの方たちにごあいさつ。よろしくお願いします。

紙ふうせん、紙相撲、あやとりに竹とんぼ。私も小さい頃に遊んだことのある、懐かしい遊びがいっぱいです。子どもたちにとっては、どれも新鮮な遊びだったようで、アレもコレもと大喜びでした。

こちらのチェックポイントで意識されているのは、世代を超えた人の交流、町民同士のつながり。ボランティアの方たちに優しく教えてもらいながら、たくさんの遊びを自由に楽しみました。


地域の自然とふれあおう、高浜の海で宝さがし。

2つ目のチェックポイントは若狭和田ビーチ。出迎えてくれたアカデミー受講生から、ここには元気のないおじいさんがいると聞かされます。

おじいさんはヘルプマークを持っています。「これは助けを必要としている人が持っているマークなんだよ。」と受講生のお兄さんに教えてもらい、子どもたちはおじいさんに話を聞きます。

なんでも、砂浜で大切な宝物をなくしてしまって困っているのだとか。みんなで見つけてあげることになりました。

マグネット釣りで探したり、スコップで砂浜を掘ったり、宝物を探して頑張ります。見つけた宝物をおじいさんのところまで届ければ、ミッション完了。おじいさんにお礼を言われ、子どもたちもうれしそうでした。

こちらのチェックポイントも人とのつながりはもちろん、高浜が誇る美しい海とふれあうことで、地域の良さを感じることを目的としているのだとか。自分たちが住む町の海で遊ぶことで、町がもっと好きになる。素敵ですよね。さあ、あかふん図鑑のページもこれで2枚目。図鑑完成は近いぞ。


地域をもっと知ろう、高浜クイズに挑戦。

3つめのチェックポイントは和田地区の新宮神社。境内に着くと、たくさんの問題と小さな赤ふん坊やが。赤ふん坊やの新しいふんどしが境内のどこかにあるのだけれど、その場所がわからないのだとか。「こちらの問題を解けば、その場所のヒントが見つかります。」と言われ、グループみんなでクイズ大会のスタートです。

問題はどれも地元、高浜町に関することばかり。青葉山登山についてや町にあるお寺の名前、町で獲れるブランド魚「若狭ぐじ」のことなど、多彩な問題が用意されていました。親子で協力しながら、順調に問題を解いていきます。

ここは、地元のことを知って、つながりを深める役割のチェックポイントなんですね。用意されていたシートに解いた問題の答えを書いていくと、隠れたワードが見つかるクロスワードのような形式になっていました。なるほど、そのワードがふんどしの場所のヒントなのか。

すべての問題を解き、赤ふん坊やの新しいふんどしも発見。これでミッションはオールクリア。図鑑完成です。

図鑑のページをすべて集めると「くるむ」の文字が!伝説の赤ふん坊やにチャレンジするため、イベントのスタート地点だった保健福祉センターkurumuに戻ります。


赤ふん坊やも登場、子どもたち大はしゃぎのフィナーレ。

kurumuに戻ると、赤ふん坊やが登場。目には星型の飾り、マントを羽織り、かごを背負って、なんだか、いつもの赤ふん坊やとは違うスタイル…と思っていたら、これが例の伝説の赤ふん坊やらしい!背中のかごにボールをたくさんいれると、この伝説の赤ふん坊やがゲットできるということで、子どもたちの必死のボール投げがはじまりました。

背中のかごがボールでいっぱいになればゲット完了。子どもたちは楽しくてしょうがない様子。大興奮です。もちろん実際に赤ふん坊やがゲットできるわけではありませんが、ひとりひとりにゲットの証としておもちゃをプレゼント。

参加者みんなで写真撮影をした後は、赤ふん坊やとハイタッチしたり、ツーショット写真を撮ったりすることもできました。

アカデミーの受講生たちの実習として開催された赤ふんGOプロジェクト。3つのチェックポイントでは、それぞれ人や地域とのつながりがテーマとなっていて、地域力の高い健康のまちづくりにしっかり貢献されていたイベントだったと思います。図鑑のページを集めたり、特別なフィナーレが準備されていたり、遊び要素もたっぷりで、親子で楽しく参加させていただけました。

また町内のチェックポイントを巡ることで、しっかりウォーキングができたのも良かった。普段デスクワークが多い私としては、いい運動になりました。ひとりの参加者としての個人的意見とはなりますが、今回のイベントは大成功だったのではないでしょうか。来年のアカデミーではどんなイベントが企画されるのか、今から楽しみです。

健康のまちづくりアカデミー 7期生募集中

※ 2023/4/12に、高浜町ポータルサイト「ピン!ト」にUPされた記事です。


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