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庭主さんの「好き」があふれる素敵なお庭~オープンガーデンinたかはま~

今年で第6回を迎えた「オープンガーデンinたかはま」

緑あふれるさわやかな季節に
美しい植物や花々に囲まれた庭主さんこだわりのお庭を見学できる
年に1度の機会

鳥のさえずり
風と共にふんわり香る花々の香り
まぶしい緑の光にまとわれ

高浜のまた違った一面に触れることもでき
とても贅沢なひと時


日常が自然に溶け込む

最初に訪れたのが、青葉山麓にある、金明姫さんのお庭。芸術家として活動されている金さんのアトリエを兼ねたご自宅のお庭は、「“自然のまま”を大切にしている」とのお話の通り、日常が青葉山の自然の中に溶け込んでいるかのよう。今年初めて咲いたハッカクの花。昨年までは、新芽のうちにシカが食べてしまいなかなか花を持つまで育たなかったのが、今年初めて立派な花を咲かせたとのこと。深い赤色の妖艶な姿に魅了されました。

ハッカクの花

そして金さんに「ここに座ってごらん」と促されて庭先の小さな階段に腰掛けると、そこは特等席。じっと座って心地良い風を感じながら、自然の声に耳を傾けてみると、ほのかに香る山の香りも相俟って、とても心が落ち着きました。

青い空をキャンバスに描かれる自然の曲線美
アトリエ兼自宅
特等席から見える遠景

手がかかるほど、愛おしい

大角邸(yukarin♪ガーデン)は多肉植物の宝庫。多肉植物をじっと見ていると、何だか植物から話しかけられているような不思議な感覚。庭主さんのお話を伺う中で、四季を通じて、日当たりや水分管理など、日々の体調チェックは欠かせないとのこと。ただ、「大変な中にもそれ以上に、いろいろと手をかけた分、植物もちゃんと応えてくれるので、それが楽しくもあり、愛おしい」とのお話でした。多肉植物は自分で品種改良もできるそうで、お花仲間の中には新種を作って好きなお名前をつけて楽しまれている方もいらっしゃるそうです。

多肉植物は山川邸でもたくさん育てられていました。多肉植物のリースや季節のお花など、庭主さんがお庭作りを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってくる、とても心温まるお庭でした。


訪問者を出迎える、美しいバラ

高浜町の玄関口となる若狭高浜駅前も、色とりどりの美しいバラが見頃を迎えていました。ボランティアの方々が、丹精込めてお手入れされているとのことで、オープンガーデンにも参加されている石村邸の庭主さんもそのお一人。ご自宅のお庭も、様々な季節のお花に囲まれ、そよ風と共にバラの高貴な香りがあふれる素敵なお庭でした。

若狭高浜駅前↓
若狭高浜駅前↑
石村邸

日常を忘れて、ココロもからだもととのう

山﨑邸(YAMASAKI庭園)では、大きな桜の木の下、ベンチに座って、時折やさしく吹く初夏のさわやかな風を感じながらいただくハーブウォーターが、とても爽やかでした。ハーブは近藤さんのお庭で育ったものをおすそ分けいただいたとのことで、高浜のおひさまと雨と風をたっぷり受けて、自然の恵みがギュギュっと詰まったもの。ハーブウォーターをいただきながら、緑あふれるお庭から空を見上げると、まぶしい木漏れ日の向こうに広がる青い空に、ココロもすっかりリフレッシュできました。非日常な空間に「幸せだなぁ・・」と感じた、とても贅沢な時間でした。

また、訪れた日はちょうどチャイのNiiBUI STANDさん(@niibui_stand)のキッチンカーが来られており、ルイボスチャイもいただきました。オレンジのキッチンカーが緑あふれるお庭の風景にぴったりはまっていて、チャイも本当においしい! からだの余計な力がふっと抜けて軽くなったところに、新たにエネルギーがチャージされ、とても前向きな気持ちになる、不思議な魅力がたっぷり詰まった、私にとって“ととのうチャイ”でした。


庭主さんこだわりのお庭で、宝探し

お花、ハーブが仲良く同居する近藤邸(hanahoガーデン)。庭主さんの「好き」が目いっぱい詰まっていて、とても楽しい気持ちがあふれるお庭でした。庭のすぐそばをJR小浜線(現役の線路)が通っているのもびっくりしましたが、それもまた味があっていい風景。
また随所に散りばめられた、さまざまなこだわりを見つけるのが、まさに宝探しのよう。「紫陽花の季節もきっと美しい姿だろうな」と想像が膨らみます。

近藤邸↓
近藤邸↑

お近くには今年初めてオープンガーデンに参加された荒木邸(Arakiガーデン)がありました。青葉山を含む景観が素晴らしいのに加えて、立つ場所によって様々な表情が楽しめる異空間でした。またさわやかな風とともに、ウッドストック社のウィンドチャイム(風鈴)が時折、心地良い音色を響かせていて、それが心に染みわたり、とても癒されました。

荒木邸↓

やっぱり、みんなあたたかかった

オープンガーデンが開催される5月
新緑とお花が美しい季節
町のあちこちに広がる美しい風景

また
夏シーズンに向けて砂浜を整備中の若狭和田ビーチ
田植え後に水を張った水田に映る青葉山
この時期ならではの風景もたくさん

高浜ブルーの和田浜
高浜の海に映った震えるほど美しい夕陽
ありがとう

季節もちょうどよかったので、オープンガーデンはレンタサイクルで回りました。町で出会うこどもたちが元気にあいさつをしてくれたり、毎日自転車をお借りした「まちの駅ぷらっとHOME高浜」でも土地勘のない私を気にかけてくださり、たくさんの情報をいただくなど、高浜町のみなさんのあたたかさに助けられました。何よりもご厚意でお庭を見せてくださり、様々なお話も聞かせてくださった庭主のみなさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。また同時に、「自分自身、人と人とのつながりをちゃんと大切にできているだろうか?」との内省の機会にもなりました。

訪れる度に様々な発見や気づきが得られる町。
高浜町がますます魅力的に感じる今日この頃です。

PS)
オープンガーデン会場で時と場所を変え4度(!)も出会った高浜町のまさみさんと、「これはきっと運命!」と、お友達になれたことも、とてもうれしかったです。

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フォトライター

宮﨑智子(もこ)
大阪在住。「TUNAGUプロジェクト」(一般社団法人 日本ウェルビーイング推進協議会)に参加したことをきっかけに、大好きなカメラとともに高浜町の魅力を深堀中。

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