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高浜町ならではの子育て支援。民宿・旅館で産後ケアデイサービス。


ママの満足度が高い、高浜町ならではの子育て支援。kurumuの産後ケアデイサービスを紹介。

高浜の子育て支援の拠点「kurumu」がスタートし、病院や助産院ではなく宿泊施設で行われる高浜独自の産後ケアデイサービスがはじまって約4年。高浜らしい産後ケアがはじまったということで、ピン!トでも取材にお邪魔したことがあります。(前回の産後ケアレポート記事はこちら

こども家庭センター「kurumu」とは、妊娠期から子育て期までの切れ目のない相談・支援を行う拠点のことです。高浜町では、これまでも母子の健康づくり・子育て支援・保育所の手続き等を 保健福祉センターのこども未来課で、ワンストップで行ってきましたが、このたび、建物・スタッフ・支援内容等を見直し、こども家庭センター「kurumu(くるむ)」としてスタートしました。高浜町は『もっと幸せに子育てできる町』を目指していきます。

いまでは、さらに連携する宿泊施設も増え、町内での浸透度もぐんとアップしているのだとか。これは、いまの産後ケアの様子を伝えなければ!ということで、今回は産後ケアレポートの第2弾をお届けします。(最近の子育て支援についての記事はこちら

本日、産後ケアが行われているのは、民宿「与五郎」さん。自家製のお米やお野菜を使ったお食事が楽しめるアットホームなお宿です。

こんにちは~と玄関ドアを開けると、さっそく赤ちゃんの声が。元気いっぱいですね。

参加されていたのは、4名のお母さん。皆さん、談話中。わきあいあいと楽しげな雰囲気です。赤ちゃんを見ているのは、保健師さん、助産師さん、保育士さんなど5名のプロ集団。赤ちゃんをマンツーマンでお世話できるよう、いつも参加されるお母さんは4名まで。そしてスタッフは必ず5名で行われるそうです。

この日の赤ちゃんは男の子ばかり。みんな3ヶ月から5ヶ月くらいの赤ちゃんで、動きも活発です。手足をバタバタさせたり、おもちゃを転がしたり。元気いっぱいに遊ぶ姿をほほえましそうに見つめるお母さんたちのやさしい笑顔が印象的でした。

赤ちゃんのお風呂もスタッフが担当。お母さんはひとりでゆっくりお風呂に行けます。民宿の大浴場をひとりじめ、心からリラックスできそうです。

お風呂が気持ちよくて赤ちゃんはスヤスヤ。

お母さんたちは、デカフェのお茶やコーヒーを飲みながら、たわいもない話で笑い合ったり、

育児の悩みや不安をスタッフさんに話したりして、とても楽しそう。

授乳前後で赤ちゃんの体重測定もしてもらえるので、ちゃんと飲めているかどうかの確認もできます。

産後ケアは「ママとベビーのハッピーブック」についている4枚のチケット分、参加できます。お母さんたちの満足度も高く、今日参加されている皆さんも、2~4回目のリピーターさんばかり。実際に何度か産後ケアを体験してみて、特にどんなところが良いと感じているのか、もしかしたら不満な点もあるのか、ちょっと聞いてみました。


産後ケアってどう?お母さんたち、教えてください。

― 産後ケアで特に良かったところはどこですか?

  • とにかく美味しいごはんが食べられるところ!

  • 赤ちゃんのお肌がカサカサになったときとか、病院にお世話になるほどじゃないけど誰かに相談したいなってことを、産後ケアで気軽に聞ける。

  • いつも赤ちゃんとばかりしゃべっているから、大人と話せるのが嬉しい。

  • ゆっくり座ってごはんを食べたり、お風呂に入ったり、普段はなかなかできないことが全部できる。

  • お母さん同士の出会いがあって楽しいし、いろんな情報交換もできる。

ランチは民宿や旅館の豪華メニュー
お母さんが食事や昼寝で別室にいる間も、スタッフがマンツーマンで赤ちゃんをお世話お昼寝ができる別室も準備されている
お昼寝ができる別室も準備されている

― 不満なところや残念だったところなどはありますか?

  • 特に不満はないけれど、とても良いサービスなので、もっとたくさんチケットが欲しい。

  • 産後ケアで行ける民宿・旅館に、ぜんぶ行ってみたかった。

  • 赤ちゃんが生後5ヶ月までのサービスだけど、できたら1歳くらいまでやってほしい。

― その他、高浜町やkurumuの支援・サービスについて

  • 上の子が小学校に入学したときにもらったパンフレットで支援のことが詳しくわかったけど、なかなか情報が入ってきにくいかも。

  • 産後ケアに参加したことで、他のサービスにも行ってみようかなと思う。

皆さん、産後ケアに対して、とても好感を抱いているようで、否定的な意見はまったくありませんでした。むしろ産後ケアが良すぎて、もっと受けたいと思っているようです(笑)


4年を経て、再び産後ケアを取材してみて。

産後ケアがスタートした直後の取材から4年を経て、当時、私たちピン!トが「良い!」と思ったところはちゃんと残ったまま、サービスがどんどん安定していっていると感じました。マンツーマンで赤ちゃんのお世話をしながらお母さんとも話ができるように配慮されたスタッフの人数、お母さんたちのお風呂や食事のタイミングなど、4年間、何度も産後ケアを行ってきた経験から、細やかなブラッシュアップがされていると実感しました。

特に連携する宿泊施設が増えたことが、大きな進歩なのではないでしょうか。そのおかげで、それぞれの宿泊施設の繁忙期や多忙なタイミングをできるだけ避けて、1年を通じて、宿泊施設での産後ケアを行いやすくなってきているのだとか。

また、サービスを受けるお母さんは、毎回、それぞれの旅館ならではのお部屋や食事や風景、お風呂などが楽しめます。4年前に取材したときの「むらみや旅館」さんでは窓から見える海の風景や気持ちのいい潮風がとても印象的でしたが、今回の「与五郎」さんでは、大きな窓から緑のある庭が見えて、まるで実家に帰ってきたようにアットホームな空気に満ちていました。

地元の宿泊施設で行われる高浜らしい産後ケア。間違いなく「子育てするなら高浜がいい」といえるサービスだと思います。いま、そしてこれから、高浜で子育てをするお母さんたちのために、いつまでも長く続けていってほしいサービスですね。

※ 2023/3/22に、高浜町ポータルサイト「ピン!ト」にUPされた記事です。


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