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嶺南4自治体首長編 後編

今回の町の広報番組YUTAKAチャンネルpremiumでは、若狭4町の町長と嶺南振興局の局長が対談を行いました。
前編はこちら
 
【出演者】
⚪︎若狭町 渡辺英朗 町長
⚪︎美浜町 戸嶋秀樹 町長
⚪︎高浜町 野瀬豊  町長
⚪︎あおい町 中塚寛 町長 
⚪︎福井県 嶺南振興局 小林弥生 局長
 


 
野瀬町長:今日はここでスペシャルゲストをもう一人お招きしますので、入っていただきたいと思います。嶺南振興局長の小林弥生さんです。
 
小林局長:こんにちは。よろしくお願いします。
 

小林局長の自己紹介

 

福井県 嶺南振興局 小林弥生局長


野瀬町長:改めてちょっと簡単に自己紹介を
 
小林局長:はい。ありがとうございます。
嶺南振興局の局長をさせていただいております。小林弥生と申します。
嶺南地域の素晴らしい所、良い所、あったかい所これを皆さんにぜひ知っていただきたいという事で、4つの町長さん方とネットワークを組みながら、一緒にやらせていただいております。どうぞよろしくお願い致します。
 
野瀬町長:嶺南振興局の小林局長をお招きして、後半戦に入りたいと思います。さっきと同じくそれぞれお互いに質問してもらうという形で、進めさせていただきます。
 
野瀬町長:小林局長への質問は、ご用意していないんですけれど、やりとりに絡んでいただいて良いですし、全体を俯瞰して、フリーに参加していただければ。
 

野瀬町長➡戸嶋町長への質問



野瀬町長➡戸嶋町長


野瀬町長:改めてご質問させていただきますが、先ほど私がパティシエ出身の町長であるというご紹介もいただいたんですが、実は渡辺町長は神職でいらっしゃいますし、中塚町長は、元々民間の方でございます。この4人で、唯一県職員の行政のプロから町長になっておられるという事でやっぱり、私たち3人とは違う、町長感も持っておられるんじゃないかなと思うんで、違いみたいなのがあればお聞かせいただきたいのと、それを踏まえて美浜町はレインボーラインが今一押しで、これから来年に向けて非常に整備も進んでいるわけですけども広域観光で見た場合のそれぞれの町、美浜町以外の私達3町の見立てとか可能性の客観的に視点がありましたら、お願いしたいなと思います。
 
戸嶋町長:行政のプロってこう言われたんですけど、まずそこはちょっと違いまして、県の職員は当たっていますけど僕は、どちらかと言いますと技術屋なんですね。

ですから僕は県の職員時代に色々得た知識は、行政全般に生かせるかっていうとそうではないですね。限定的な所がございますんで、まだ町長になっていろんな教育に携わるわけですけどそれは生かせるものではないという所です。

そういった中で前職が民間という事で、県職による違いは何か感じておられるのかという事なんですが、意識したことはなくてですね。皆さん一国、一城の主でございまして、そういった意味では、独特の個性、それぞれお持ちかなという風には受け止めています。

それから、2点目の広域観光のあり方っていう事なんですけど、三方五湖の観光資源は私の町だけでなくて若狭町さんとの共有財産なんですよね。
非常に良い関係で積み上げてきてこられたっていう所があるんで、観光は広いエリアで取り組むもんだなという風に思っています。

今回、野瀬さんところも舞鶴市さんと連携されましたよね。ああいう類で、僕の思いとしたら、若狭湾ベイエリアの中で町村関係なしにお互いが勉強しながら良いところを生み出していくということかなっていう風に思いますね。
若狭湾の共通するものは、僕は何かというと「海」なんですね。UMIKRAなどを基軸にして、みんなで連携してエリアなしの連携による観光っていうのがこれからの社会かと思います。その運用はやっぱりこうして4人が仲良くワイワイガヤガヤできる場が町村会も含めてあるっていうのはね。
 
野瀬町長:大事ですよね。
 
中塚町長:局長も入れて仲良しやもんな。
 
小林局長:4人皆さん個性が違うんですよ。キャラが違うというか、町長のキャラも違うし、それから4つの町の良いところもちょっとずつ違う。それっていうのは、良いところなので、そのキャラをどんどん際立たせた方が面白いと思うんですね。

戸嶋町長がおっしゃったようにベイエリアで「青いものでつながる」
今回の誘客キャンペーン「青々吉日」を敦賀若狭でやらせていただきますので連携して、良さを際立たせて皆さんにアピールしていきたい、そんなことを考えております。
 
戸嶋町長:本当にベイエリアは青が良いんです。
 

中塚町長➡渡辺町長への質問

 
中塚町長:ナベちゃんに。ナベちゃんって呼べるのが嬉しいんですけど元々神職でやっておられるという事で、どっぷり俗世に使っている私と致しましてはですね、寡黙で、重厚で近寄りがたい方かなと当初は思ってたんですけど、なんとなんと饒舌で人懐っこくて、豊かな人生経験をそれも多岐に渡る人生経験までお持ちだという事でですね、びっくりしております。
 
神から人へ政治を志された信念、契機となる出来事などを含めまして若狭町をどのようにしていくのか是非熱く語って下さい。
 


中塚町長➡渡辺町長


渡辺町長:大変お褒めの言葉と受け取っておりますけども本当に日頃からご指導いただいてありがたいなと思っておりますし、私もですね、神社の家に生まれまして、そういった地域の歴史とか伝統文化というのが肌に感じ取りながら育っていったのが、今の地域にご奉仕すると言いますか、地域のために仕事をさせていただく原点かなと思っております。
 
若い時から歴史にも興味がありましたし、政治にも興味がありましたので、そういった思いが形になったり、行動に移していったりというところが積み重ねることによって町長にならせていただいているな思っております。

選挙に携わらせていただいたり、国の政治に関心を持ったり、そういう事がなければ政治家にならなかったかなという風に思っておりますので、そういった点では、若い頃から政治に関わる機会が多かったという事ですね。

もう一つは、何か地域のために役に立ちたいとかですね。日本の国の情勢であったり、世界から見た日本とか、こういった素晴らしい豊かな自然とか、伝統とか日本人らしさ、こういったものを一つでも大切にする。そのためには、故郷をまず頑張って良くすることが大事だという事で、こうやって町長にも立候補させて頂いたし、若狭町の素晴らしものを大切にしながら、連携させていただく事によって、若狭全体の、福井県全体の一つの素晴らしさっていうものを感じております。

それぞれが良さを高めていくっていう意味では若狭町もですね、2年2ヶ月と経験が浅いんですけどもどんどん若狭町の良さを先頭に立って引き延ばしていく役割が若狭町長としての務めかなと思っております。
 
中塚町長:素晴らしい。
 
野瀬町長:おっしゃられるように私もケーキ屋をやってましたから、お付き合いで田舎町ですから、青年部に入れという事で、もともとは政治的信条があったわけではないけど流れで入った事が結局は、政治や地域全体に興味を持つきっかけになりますよね。最近、そういう機会が若い人にはないんだね。
 
小林局長:若い人の投票率が低いとか言いますけどなんかそういう風に地域に興味を持つとか政治に興味を持つってそういうきっかけって必要なのかもしれませんね。
 
渡辺町長:今そうですね。42歳ですけども、漫才以外ですね。真面目路線で若い人についていきたいなと思っておりますけども、YouTubeとか若い人がそういったの見てると思うので積極的にSNSとか活用して発信していかないといけないなと思います。
 

戸嶋町長➡中塚町長への質問

 戸嶋町長:今日のちょっと腹筋の話を問いかけましたら、インナーマッスル、側筋、すごいね色んなところから色んな引き出しから、もう色んな情報が出る、我々いつも思ってますけど本当に我々の中のプロフェッサー的な存在が中塚さんかなとこのように思ってます。中塚さんが得意とする分野、これまでの得意としてきたものでこういう結果に繋がったという自慢話を是非聞かしていただきたいのが1点。

戸嶋町長➡中塚町長

さらに就任されましてから、本当に町の財政力ていうのは本当に全国町村レベルでもトップクラス持っていかれたんだなっていうその手腕に素晴らしいなと感じてますけど、今、うみんぴあも含めて埋立地一帯素晴らしい町作り進んでいます。さらにその財政力を活かして町づくりの将来の大きな夢を語っていただけるとありがたいなと思っております。
 
中塚町長:そうですね。僕は、ある政治家の身近な先輩から教えて頂いた事が一つあるのが、議員時代に議論を主導していこうと思えば、人よりもちょっとだけ多く勉強しとけという事を聞いたんです。あんまりこうたくさんしすぎると乖離してしまうからちょっとだけってこう言われた。

今回、たとえばコロナがあったでしょ。コロナの事も色々ググったりとか、Yahooで調べたりとかするわけですよ。だから、興味の湧いた事はそんな風に調べるようにしてまして、そんなことがちょっとずつ溜まってきて、一番大事なのがすぐググっても忘れるでしょ。必ず声で言うんです。人に。
人に言うとちゃんと覚えるんですよ。聞いた人は、なんてすごいんだと思ってくれるでしょ。そんな風に相手に思ってもらえるというメリットと忘れないと言うメリットでやっていったんです。
 


野瀬町長:自分の考え方が喋ってると整理できる。
 
小林局長:中塚町長も理論派で知られていて県庁でも中塚町長にご説明に行く時に理論武装していかないとという風になっています。
 
中塚町長:2つ目のご質問ですけれど財政力はどちらかと言えば諸先輩方が頑張って見えたおかけで構築できたものだと思っていまして、どちらかというと名田庄村の出身ですので合併をして頂いて助けて頂いた側面もあるのかな。その分ですね、大事にお金を使わなければならないという意識は少しあるかなとは思ってます。

僕が最終的に目指しているのは、こう考えてたんですよ。霞ヶ関、永田町なんやあれはと。田舎から変えたるけん。

都会がもう都会だけでうまく行くはずがない。コミュニティはもう崩壊していますから、人間関係ももう脆弱ですし、支え合うなんてことはまずありません。これからは、絶対田舎の時代が来るっていう風に自分で言い聞かせてまして、田舎からしっかりと日本を変えられるという発信ができるような、みんなが支え合って楽しく生活できるような町作りが究極かなと思ってます。

僕、「みんなが主役の町づくり」というのをスローガンにして選挙に出たわけです。その時に野瀬さんに「中塚大丈夫か?みんなが主役にしてしまうと大変な事になるぞ」と実は言われたんです。その時に「いやいや野瀬さんそうゆうのじゃないよ。主役ってことは国民主権者なので自分のことばっかり言うとダメなんですよ。弱い人であるとか他の視点をどんどん広げて国民主権者としてどう判断したら良いのかという所まで高めていただくとそうすると皆んなが町を思いあったり、他者を思い合ったりして良いところになるというコンセプトが実は隠れてるんですけれども。
 
戸嶋町長:町を思いやる気持ちってのは共感しますね。町作りにそれがなかったら本当に良い町作りにはならないと思う。
 
中塚町長:都市にはないですよ。
 
戸嶋町長:それは人間の最も重要なところなんでね。
 

渡邊町長➡野瀬町長への質問

  
渡辺町長:最後はきちっと締めるべきかもしれないんですけど私のキャラでお腹いっぱいかなと思いまして、デザート占いを用意しまして野瀬町長の本性を探ってみたいなと。我々全てさらけ出した感じがあるんですけど野瀬町長出し切ってない感じがするので、デザート占いで占ってみたいと思います。
 
渡辺町長:友達とカフェに行ったあなた。デザートは何を選ぶ?という事で直感でお答えいただきたいなと思うんですけど、Aケーキ、B板チョコレート、Cフルーツパフェ、Dクッキーでございます。
どれを選ばれますか?
 

渡邊町長➡野瀬町長


野瀬町長:そもそもカフェで板チョコ食わんでしょ。
ケーキで。
  
渡辺町長:野瀬町長の答えはAケーキという事で。ケーキと答えたあなたの性格はちょっと天然かも。物事の考え方が周囲とはずれていたり、時にはまるで子供のような失敗をしてしまう事もあるでしょう。本人はいたって真面目で全く狙っていません。そういうところが、天然と言われる由来でしょう。あなたは基本的にのんびり構えている事があるので、せかせかしておらず周囲を癒す特徴があります。当たってますか?
 
野瀬町長:ちょっと天然意識は私ないかも。
 
渡辺町長:この後みなさんにもお伝えしたいなと思いますけれども、野瀬町長はこういった性格だという事を踏まえて、これからも皆さんお付き合いしていただけると有り難いなと。デザート占いもできる感じという事で。
以上でございます。
 
野瀬町長:皆さん話はつきませんけれどもそろそろまとめに入りたいとお思うんですが、質問合戦をしたんですけどそれを通して改めて4町長に局長として期待する事とか、局長自身がどういう事に関わるかも含めてちょっとご好評を頂ければ。
 


小林局長:ありがとうございます。楽しい会に参加させて頂いていつも以上に面白かったなと。それぞれの町長のご性格もありますし、それが嶺南をいかに盛り上げていくかっていう一つの方向に向かってみなさん一生懸命やって頂いているし、私も嶺南振興局に来てから、4人の町長さんと一緒にお仕事するのが毎日すごく楽しくて笑いが絶えない。色んな仕事しながら嶺南ってこうよくなる以外にないよなとそんな感じを受けております。

これから明るく、時々天然を出しながら力合わせて、今100年に一度のチャンスと言われておりますけどこの嶺南が一つになる事でもっとパワーアップできると思いますので一緒に頑張らせて頂ければと思います。本日は、ありがとうございました。
 
野瀬町長:それでは、今回のYUTAKAチャンネルスペシャル版でお送りさせていただきました。意外と自分の町の町長知っていても他の町の町長ご存知ない方も多いと思うので、それぞれの人柄に触れていただけたら幸いでございます。

では、また次回のYUTAKAチャンネルでお会いしましょう。