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嶺南4自治体首長編 前編

今回の町の広報番組YUTAKAチャンネルpremiumでは、若狭4町の町長が対談を行いました。

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【出演者】

⚪︎高浜町 野瀬豊  町長
⚪︎おおい町 中塚寛 町長 
⚪︎美浜町 戸嶋秀樹 町長
⚪︎若狭町 渡辺英朗 町長


自己紹介

 

野瀬町長:さて今回は、若狭地方の4つの町がございますが、私も含めてその4つの町の町長にご参加いただく事になりました。スペシャル企画でございます。

 4町いろいろな事で、それぞれの取り組みは進めているわけですけど、例えば、新幹線の敦賀開業でありますとか、舞若道4車線化という事で、これから交流人口観光に力を入れとこうという事も含めて、様々な事で、今、首長間で、連携を模索し、また計画もしております。

そういった中ですので、今日は首長さん方、意外と町民の方々それぞれ、よその自治体の首長さんの事をあまり知らないと思いますので、そういった人柄もフォーカス当てながら、今回の番組を進めさせていただければと思います。それでは、早速、一人ずつ自己紹介をしていただきたいと思います。 

野瀬町長:まずMCを務めますMCの高浜町長の野瀬豊でございます。

中塚町長:おおい町の中塚寛でございます。どうぞよろしくお願いします。

おおい町 中塚寛 町長 

戸嶋町長:美浜町のわたくし戸嶋秀樹でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

美浜町 戸嶋秀樹 町長

 渡辺町長:若狭町の町長の渡辺英朗でございます。尊敬する町長は、野瀬高浜町長でございます。よろしくお願い致します。


若狭町 渡辺英朗 町長

 野瀬町長:それでは、本題と言いますか、本番にはいりたいと思いますけど、4人集まっていただいてますので、それぞれが、喋っていただくのもいんですけどお互いに対する質問形式で進めたいと思います。

 

野瀬町長➡渡辺町長への質問

 野瀬町長:それでは、私の方から渡辺町長に質問させていただきますが、若狭町といえば、桂由美さんのウェディングドレスの工場があるという事で、ミュージアムもできて、ウェディングドレスの聖地という事になっています。そこで、ウェディングドレスを着ようと思うと結婚あるいはその前段の恋とお付き合いというような事が必要なんですけど、ウェディングドレスの聖地として、「恋活」とか「婚活」とか若狭町でやられてる事はありますか?

 渡辺町長:はい。昨年4月にですね、ウェディングドレスミュージアムがオープンしました。桂由美先生のドレスを60点ほど展示されておりますし、オープニングの際にも町長の皆様方にもお越しいただいて、本当にありがとうございました。 

若狭町としても若い人たちに結婚を意識していただけるように「婚活」の取り組みを進めておりまして、マッチングアプリのデジタルの取り組みも進めてますし、あと移住に結びつくように昨年、18組28名の方が移住してくださってますので、そういった方々の移住定住と合わせて結婚も応援していこうという事で、今年度からは、国の制度もあるんですけども若狭町独自に結婚の応援の仕組みもとらせていただいています。ちなみにこのチラシはわたくしの娘が作ったチラシで、推してしまってるんですけども。
 

野瀬町長:渡辺オーラが出てますよww

 渡辺町長:手前味噌で申し訳ないんですけど、こういった可愛さで、アピールしていこうと。最後に秋に河内川ダムの奥になるんですけどもキャンプサイトオープンします。「山座(さんざ)熊川」という名前なんですけど、ラグジュアリーなキャンプサイトができますので、オープニングと合わせて、そこに若い方々にキャンプと婚活という事で準備を進めております。

 野瀬町長:はい。ありがとうございます。出会いの機会とか都会でもなかなかないような時代ですので、それぞれの町の取り組みは、取り組みとして、またこんなことも広域で一緒に良いかと思いますので、またご指導の方をよろしくお願いします。 

渡辺町長:ぜひ。連携をさせていただけると有り難いなと思っております。 

野瀬町長:それでは、次、中塚町長さんの方からご質問を戸嶋さんの方に。

 

中塚町長➡戸嶋町長への質問

 中塚町長:つい先日「道の駅はまびより」がオープンしました。おめでとうございます。 


戸嶋町長:ありがとうございます。

中塚町長:電車でもアクセスできるし、車でも来れるという事で、道の駅としては斬新な形で良いなと思ってます。中は、託児所があって、BARがあって、屋根付きのイベント広場があってという事で、本当に使い勝手としては面白そうだなという風に思ってるんですけど、はまびよりのコンセプトは戸嶋町長の町作り姿勢にも通じるものがあるのかなと思ってるんですけど、ここから何を生み出そうとしておられるのか、重くて、深い、蘊蓄をどうぞ。

 戸嶋町長:コンセプトは、町民の皆様含め、観光客も集まっていただいて「賑わいを創出する」というコンセプトです。通常、道の駅って言いましたら、観光客の相手っていうところがメインですけども、私どもの道の駅は、町の人も来ていただく、観光客も来ていただく、にぎわいの施設としていろんなイベントがそこでできるっていうような構造体にしてます。列車での利用も可能になります。

それから、道の駅を中心にしてコミュニティバスは、町内または観光地をまわるっていうような仕組みもできてますし、合わせて路線バスも敦賀から道の駅にやってきます。交通の結節点としての機能も揃い、投資したそのものが複合的に活用される事で、投資の効果がさらに引き出せるっていうコンセプトを考えています。

今後の展開ですけどもハードは、ああいった形で道の駅、さらに隣接して観光農園もできましたし、そこをさらに賑わいのエリアとして活かすために人作りを中心に展開しようと思っています。

この人作りプロジェクト「シナプスプロジェクト」シナプスは、脳の神経細胞を結合させる役割のあるもので、脳の神経細胞1つ1つを町民に例えると、シナプスが脳細胞を活性化させるように、色んな交流とか学びをする事によって、いわゆる、町の活性化に繋げるというような取り組みをソフトを中心に展開していきたいなと思っています。

 野瀬町長:JRの駅と道の駅が超隣接というか隣同士ですね、ああいう風に集約される効果っていうのは、点在するよりもこれは非常に良いですよね。 

戸嶋町長:コンパクトシティっていうのを目指してますんでいろんな機能を集約させる観光の方を。去年の秋、皆さんとオレンジ獲りましたね。駅降りて30分、40分、さくっと地元の美味しいものを買ったり食べたりするイメージを考えてます。ちょっと欲張りです。

 野瀬町長:今後の展開が非常に楽しみでございます。次は戸嶋町長から質問を。

戸嶋町長➡野瀬町長への質問 

戸嶋町長:野瀬さんに質問でございますけども、野瀬さんはパティシエの資格をお持ちでございまして、全国的にもそういった資格をお持ちの首長さんてほとんどいらっしゃらないかなと思うんですが、このパテシィエから政治の世界を志すきっかけは一体何があったのかなとお聞きしたいというのがまず一点、もう1つあるんです。

野瀬さん、ワイン通でもあられます。野瀬さんの自宅行きますと地下室にすごいワインセラーがあって、一本数百万もするワインが眠っとるんかなと思うんですけどね。野瀬さんのワイン通としてまたパティシエとしての色を町作りのお土産として、活かせるような事を考えていらっしゃるんかなって思うんですが、そういったところもお聞かせいただきたいなと。

戸嶋町長➡野瀬町長への質問 

 野瀬町長:わかりました。まず1点目のパティシエから政治の世界と言いますか、首長になったわけですけど、その部分につきましては、全然畑違いですので行政のことが分かっているわけでもなかったし、全然もう素人でした。

政治もどっちかっていうと素人でしたけど1つ共通点があるとすると、創作するんですよ。当たり前ですけど、色んな材料を混ぜたり、こねたり、焼いた方が美味いとか、焼かん方が美味いとか、あるわけです。そういう物事を作り上げていく組み合わせという部分は、ある意味、町作りとか行政政策とか、何と何を繋げたら効果があるのか、これとこれは合わんなという組み合わせもありますので、その辺の感覚が似ているというところがあります。ケーキ作りを町づくりの方に応用させていただいているという感覚があります。

 中塚町長:我々規模の町ですと大体、イメージした事を形にするのが時間的、短時間で実現する。なかなかそれはね、意思決定が早いもんな。

 野瀬町長:2点目のワインのくだりですけど、地下室にワインセラーはございません、地下室自体がございません。それは、しっかり抑えておきたいということと、確かにパテシィエ以外にもイタリアン料理店で修行していた経験もあり、そういった事をきっかけにワインも身近にあったという事で、お菓子であり、ワインでありっていうのは、食に絡みますので、もし役に立つとすれば、高浜とか若狭のこの食材をこういう風にしたら、イタリアの地方のワインとか合うなとかね、そういう部分は、あの商品化にして意味はあるかどうか分かりませんけども、組み合わせというかマリアージュといい、そうゆう部分は、食においては多少役にたつ事があるかもしれないというレベルです。

 中塚町長:毎月1回くらいその創作を実際に味わいにいかんとね。

渡辺町長➡中塚町長への質問

渡辺町長:私から、中塚町長へご質問させていただきたいと思います。中塚町長とも東京へ新幹線であったり、若狭自動車道の4車線化であったり、東京へ要望に行く際にご一緒する機会が多いんですけども、元気でタフで。私も町長になって2年と2ヶ月たらずのペーペーの新米として、ぜひ、元気の源であったり、秘訣とかですね、心がけておられる事があったらお聞かせいただきたいなと思います。

 中塚町長:はい。ありがとうございます。俺の質問だけ体育会系?

 渡辺町長:ちょっとこう柔らかくさせていただきましたww

 中塚町長:ナベちゃん、ぼく前朝、今日もですけど4時半に起きて、柔軟体操して、スロースクワットして、腹筋をして、ルームランナーで50分くらい走るんです。こんな風にしてるんですが、それはどこからくるかというとこの仕事してると色々辛いことあるでしょ、運動不足に落ちるでしょ。結局その突破力というか、胆力も必要になってくるでしょ。辛いけど今日も走ったなって言うと達成感があって、朝スカッとして、シャワー浴びて職場に向かう。

 渡辺町長:それの積み重ねという事で。町長になってから、続けられている?

 中塚町長:町長になってからです。

町長になって、10kgくらい体重が増えたんですよ。これはまずいという事で運動し始めたんですが… 

渡辺町長:自分を極限に追い込んで鍛えるというまさにあの鉄心石腸。鉄の心を持って強い精神力を備えた人物と、鉄のような心をお持ちのって質問しようかなと思ってたんですけど… 

中塚町長:僕、あの飲みすぎて緩くなるとかありますけどww

 渡辺町長:そっちの方で腸を鍛えられる、精神力も常に鍛えられているその毎日の体操とかで精神を鍛えられる元だと思います。私最近ちょっと精神力が必要だなと常に感じるようになりまして、体力と気力を兼ね備えた人物が町長に相応しいというところを理想としたいなと思いました。

 中塚町長:僕、実は幼い時から赤面症でして、すぐ顔が赤くなり、人前に立つとすぐに心臓バクバク、ガラスの心臓、ノミの心臓と言われていたんですけど、それぐらいの繊細さを持って、体力で乗り切る。これがモットーですけれどなかなかそこまでいきません。

 野瀬町長:俺も赤面症。 

戸嶋町長:野瀬さんそんな感じしないけどね。何が来たってほんまかーちゅう感じ。みんななんかそんな所があるんかも、強い面と弱い面。

 渡辺町長:みなさんそういうのもあるって分かっただけでも少し私も安心して。 

中塚町長:向上心の表れなんで、そこ乗り越えれば。 

渡辺町長:これ徹夜で書いたんでプレゼント(中塚町長に色紙をプレゼント)

渡辺町長➡中塚町長への質問

 中塚町長:ありがとうございます。

 野瀬町長:また次のコーナーあります。

 全員:ありがとうございました。


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